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土屋復興大臣記者会見録[令和5年11月7日]

令和5年11月7日(火) 9:59~10:09 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨
 

 1点目、先週に引き続きまして、明日11月8日水曜日ですけれども、21時54分から22時にテレビ東京並びにテレビ大阪の政府広報提供番組『ミライの歩き方』で復興施策が紹介されます。

 今回の放送内容は復興ツーリズムです。復興ツーリズムや福島県が行っているホープツーリズムの取組について、アナウンサーの皆藤愛子さんと復興庁職員が一緒に紹介いたします。

 全国各地の放送局でも放送されるほか、放送翌日の11月9日木曜日から政府インターネット放送でも視聴できます。多くの方々に御覧いただけることを期待しております。詳細については事務方にお問い合わせください。

 2点目でございます。ビジネスマッチ東北2023における復興庁ブースの設置についてです。産業・生業の再生における販路の開拓などの残された課題への対応のため、復興庁では事業者に対する展示会への出展支援や商談ノウハウの提供など、販路拡大に特化した即効性の高い支援が有効であると考えております。

 このため、今年度の新ハンズオン支援事業において、展示会出展に向けた商談方法や商材選定への助言に、復興庁ブースの設置等を通じた事業者の出展支援、出展後の継続的なフォローアップ等の事業者の販路拡大支援を実施することとしております。

 その一環として、明日夢メッセみやぎにて開催されるビジネスマッチ東北2023において、初めて復興庁ブースを設置いたします。

 また、今回の出展を通じて事業者が得た成果や課題等については、一般社団法人東北地区信用金庫協会や信金中央金庫等と連携し、継続的な支援を行ってまいります。

 詳細については事務方にお尋ねください。以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)1点。大臣、内訳はまだ確定していないと思うんですが、経済対策で所得税の減税が盛り込まれたということを認識しております。1つ気になるのが、復興財源確保法によって所得税の2.1%が復興財源に当たるという規定があると思います。所得税の減税が行われれば、その2.1%分が復興財源を減じることになるということが考えられると思われます。仮に減税規模が3.5兆円あったとすれば、ざっと計算して恐らく700億円ぐらいの金額になるだろうと、ばかにならない金額だろうと思っています。この取扱いについてどのように財政当局と調整していくお考えなのか、大臣の見解を伺えればと思っています。よろしくお願いします。

(答)今のところ、その問題については特に話題にはなっていないところでございまして。今後、税調等で議論されるかと思いますが、復興庁といたしましては、復興財源の総額の確保が大事だと思いますので、しっかりと確保に向けて活動していきたいと思います。

(問)今の発言の趣旨を確認させていただければ。復興財源の総額の確保が大事であるというお話で、それは今の復興財源のフレームがあると思うんですけれども。仮に今回所得税の減税によって入ってくる分が減ったとしても、国有財産の売却等、ほかの歳入でカバーできるのであればフレームに影響は出ないという考え方もできなくはないかもしれないなとは思います。

 ただ一方において、今の大臣の趣旨というのは、何らかの財政措置をしてほしいという趣旨で財源の総額の確保が大事だと思っているというふうにおっしゃっているのか、そこの趣旨をもう少しお聞かせください。

 地方税財源を巡っては、総務省さんがそこら辺の穴埋め財源については財政当局に対していろいろ言っているようなうわさも私は耳にしておるんですが、復興庁としてはそこら辺をどのように考えておられるのか、お考えをお伺いしたい。

(答)地方税に関しては総務省さんの管轄でございますので、それぞれの首長さんたちが要望していくことになるんだろうと思いますけれども、私たちといたしましては、これまでのフレームをしっかりと守っていくという姿勢でございます。

(問)そのフレームを守るというのが減税によって失われるであろう復興所得税を埋めてほしいという趣旨なのか、フレームの歳入が得られるように数字を精査したいという趣旨なのか、どちらでおっしゃっておられるんでしょうか。

(答)復興庁としての今後の計画の中での要するに総額ということですよね。

(問)つまり、要するに、仮に今回減税があって所得税収が減ったとしても、その結果として復興財源フレームの歳入が確保できるのであれば穴埋めは要求しないということも論理的にはあり得るんだということをおっしゃっておられるんですか。そこを明確していただけると。

(答)今の段階では、財源に関しては、税の話は最終的にはやはり税調で議論になると思いますので、私のほうから今はそこまでの答えは出てこないと思いますけれども。ただ復興庁といたしましては、やはり今までのフレームを守れるようにしていきたいという、その一言でございます。


(以  上)

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