復興五輪について

復興五輪とは

「復興五輪」は、

  • 東日本大震災に際して、世界中から頂いた支援への感謝や、復興しつつある被災地の姿を世界に伝え、国内外の方々に被災地や復興についての理解・共感を深めていただくこと
  • 大会に関連する様々な機会に活用される食材や、競技開催等をきっかけとして来ていただいた被災地の観光地等を通じて、被災地の魅力を国内外の方々に知っていただき、更に被災地で活躍する方々とのつながっていただくことで、大会後も含め「買ってみたい」「行ってみたい」をはじめとする被災地への関心やつながりを深めていただくこと
  • 競技開催や聖火リレー等、被災地の方々に身近に感じていただける取組を通じて、被災地の方々を勇気付けること

等により、復興を後押しすることを主眼とするものです。
これは、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の理念の一つとして大会招致の時から掲げられてきたものであり、こうした目標が達成できるように復興の情報発信などに取り組んでいます。

復興オリンピック・パラリンピックに係る政府の取組について

「2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針(平成27年11月27日閣議決定)」を踏まえ、関係各府省の復興オリンピック・パラリンピックに係る施策を取りまとめ、公表しました。

復興オリンピック・パラリンピックに係る被災自治体との取組について

復興庁では、岩手県、宮城県、福島県との連絡調整を行うとともに、関連施策の調整等を行う「復興五輪連絡調整会議」を開催しています。

復興大臣メッセージ

東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2021年は、東日本大震災から10年の節目の年です。
この東京大会は、大震災に対して世界各地から寄せられた支援に対する感謝と、世界中の人々に復興しつつある被災地の姿を発信する絶好の機会です。
聖火リレーのスタート地点は、福島県のJヴィレッジです。宮城県ではサッカー、福島県ではソフトボール・野球の試合が行われます。全55競技878種目のメダリストには、被災地で栽培された花をメインとするヴィクトリーブーケが手渡されます。
まさに、東京大会は「復興五輪」であり、このことは、新型コロナウイルス感染症の拡大により開催を1年延期した後にあっても揺るぎません。
被災地の復興は、被災された方々の絶え間ない御努力と、国内はもとより世界各地の方々による御支援・御協力により、確実に進んできています。しかしながら、原子力災害のあった福島を中心に、まだ課題が残っています。
そのひとつが、原発事故に伴う風評被害です。風評によって、未だに一部の国・地域では、被災地の農林水産物の輸入規制が行われています。世界中の注目が集まる東京大会を通じて、そうした風評が全く根拠のないものであることを世界に発信していきたいと思います。
また、被災地にはおいしい食材や美しい花、素晴らしい観光地など魅力がたくさんあります。東京大会を通じ、こうした魅力を国内外に発信して、多くの方々に足をお運びいただき、被災地の今を実感していただきたいと思います。
東京大会については、被災地の方々も大変楽しみにされています。被災地と国内外の多くの方々がつながっていく東京大会が、被災地に自信・希望・勇気を与え、復興の後押しとなることを切に願っています。

復興大臣 バナー画像

バナー画像

スポーツ動画 ーPower of Sports in Tohoku―

バナー画像

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を機会に、復興しつつある被災地の姿や魅力を国内外に発信することで、被災地の方々を勇気付け、復興を後押しすることが我々の使命の一つです。
この度、復興庁では、スポーツという観点から復興しつつある被災地の姿を紹介する動画を作成しました。
この動画をきっかけに、スポーツを通じて前を向いて進む東北に関心を持っていただき、是非足を運んでいただければ幸いです。

本動画の公開を終了いたしました

被災地復興支援映像「2020年と、その先の未来へ」(東京都作成)

東京2020大会の原点は、「復興五輪」です。東京2020大会の開催が、東日本大震災から立ち直った被災地の姿を世界に示し、世界中から寄せられた支援や友情、励ましへの返礼となると信じています。そうした「復興五輪」の実現に向けて、東京都は、被災地復興支援映像「2020年と、その先の未来へ」を作成しました。
この映像が、被災地の高校生たちのスポーツや復興に向けた様々な取組を知っていただくきっかけとなり、東京2020大会を機に、世界中の多くの方々に、被災地を訪れてもらえることを願っています。