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ボランティア・ワールドカフェ「東北と関西の架け橋」開催模様

東北支援のためのボランティア活動を軸に新たな「つながり」が生まれる
―ボランティア・ワールドカフェ「東北と関西の架け橋」開催模様―

 5月30日(土)に神戸で開催された「新しい東北ミーティングin神戸」の特別企画として開催したボランティア・ワールドカフェ「東北と関西の架け橋」。関西の大学生や高校生が、ボランティア活動を軸に東北支援のために「できること」を考えました。
 また、参加した学生の間で「新たなつながり」も生まれました。今後、この中から、東北支援のための新たな取組が生まれることが期待されます。

<ワールドカフェの流れ>
 最初に、復興庁から今回のワールドカフェ開催の趣旨について説明をした後、岩手県大船渡市、宮城県美里町、宮城県多賀城市、福島県川内村の4自治体の担当者から、「必要とされている支援」についてお話をいただきました。続けて、「高校生が伝えるふくしま食べる通信」(以下、「食べる通信」という)の編集に携わる高校生から、自身の取組について紹介してもらいました。
 これらの話を踏まえ、関西の大学生・高校生78名が10のグループに分かれて意見交換を行い、「東北支援のためにできること」を考え、参加者一人ひとりが紙に書き、会場に貼り出しました。

<被災地で求められていること>
 4自治体の担当者の方々から、現在求められている支援についてお話を伺いました。その結果、今後のまちづくりのためのアイディアやコミュニティづくりのための支援のほか、飼われていたペットの世話ができなくなり、放置されていることへの対応など、課題もあったことが提示されました。

被災地の自治体職員の皆さん
 被災地の自治体職員の皆さん

 また、食べる通信の編集に携わる高校生から、風評被害を払しょくし、福島県の良さを知ってもらいたいという思いからこの取組をはじめたこと、取組をもっと広く知ってもらいたいと思っていることなど、熱い思いが語られました。
「高校生が伝えるふくしま食べる通信」の編集に携わる高校生
 「高校生が伝えるふくしま食べる通信」の編集に携わる高校生

<グループワーク>
 被災地の自治体職員や食べる通信の編集に携わる高校生の話を聞いた後、各グループでのグループワークに移りました。グループには、大学生だけでなく、兵庫県立舞子高校の生徒や、食べる通信の編集に携わる高校生も参加し、ボランティアやグループワークの経験が異なる人たちが一緒になって意見交換が行われました。また、被災地の自治体職員の方にも各グループを回っていただき、アドバイスをいただきました。
 最初はぎこちない様子も見られましたが、途中でグループメンバーが入れ替わった頃には、活発な意見交換がなされ、会場全体が熱気に包まれていきました。

 グループワークの模様1  グループワークの模様2  グループワークの模様3
グループワークの模様

 <振り返り>
 意見交換が済んだあと、参加者一人ひとりが「東北のためにできること」を紙に書きました。

 振り返りの様子1  振り返りの様子2  振り返りの様子3
振り返りの様子
 
 貼り出し1  貼り出し2  貼り出し3
一人ひとりの「できること」を紙に書いて貼り出し

<おわりに>
 今回のワールドカフェをきっかけに、今後も参加者間で情報交換ができるように、SNSを活用したグループを作る提案がなされました。これにより、異なる学校の学生がつながり、また、東北と関西がつながったことで、東日本大震災の支援について新しい取組が生まれることが期待されます。また、今回のつながりを、将来にわたって活用していただけたらと思っています。

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