平成26年2月21日
復興庁宮城復興局
第2回 地域復興マッチング「結の場」(気仙沼)における
事業成果報告(最終報告)について
復興庁宮城復興局では、被災地域企業が抱えている経営課題の解決、経営力の強化のため、大手・中堅企業等の持つ経営資源(ヒト・モノ・情報・ノウハウ等)を効果的に繋ぎ、被災地域企業と大手・中堅企業等との継続的な協働を通じて、持続的に発展する地域経済の実現を目指す、地域復興マッチング「結の場」を展開しております。
昨年2月13日には気仙沼市において、水産加工業の復興をテーマにワークショップを開催しました(共催:気仙沼商工会議所)。
■参考:第2回地域復興マッチング「結の場」開催報告
その後、参加した大手・中堅企業より支援のご提案をいただき、気仙沼商工会議所と共にマッチング成立に向けた各種調整を行ってまいりました。
この度調整を終了し、中間報告(H25.10.8)にて公表した22のプロジェクトに加え、新たに4件のプロジェクトが創出されましたので、ご報告いたします。
■参考:第2回地域復興マッチング「結の場」中間報告
被災地域企業と一体となって地域経済の復興に向けた取組みを展開される支援企業の皆さまにおかれましては、この場を借りてお礼を申し上げます。
復興庁としては、引き続き「結の場」事業を通じて、被災地域企業の経営力強化を支援するとともに、創出された優良事例に関する情報発信を行い、被災地経済の復興が加速されるよう、一層取組みを進めてまいります。
■第2回 地域復興マッチング「結の場」(気仙沼)におけるマッチング完了
被災地域企業10社に対し、支援企業29社から支援提案。
これらについて、気仙沼商工会議所と共に、協働・共創が可能な48のプロジェクトに整理。マッチングに向けて調整を行った最終結果は以下の通り。
マッチングが成立し活動を開始したプロジェクト :26件 上記のうち、中間報告(H25.10)以降に成立したもの :4件 不成立となったプロジェクト :22件* (*被災地域企業側のニーズの優先度やマンパワー等の事情によるもの) |
【販路開拓】
【販路開拓】
【イベント/販売】
【人材育成】
■主な成立プロジェクトの進捗状況
「サメの街気仙沼構想推進協議会」サポートプロジェクト
<概要>
・サメ漁業およびサメ関連業の維持存続
・サメ食の普及活動、1次~3次連携によるサメ肉の高付加化価値化
・サメという埋もれた地域資源に着目した、業界の枠を超えた地域ブランディング活動
<進捗情報>
・首都圏居住者を対象としたサメに関する意識調査、サメの街気仙沼を伝えるパンフレットの製作等が進められている。
・2月10、11日には「九州の食EXPO」(北九州市・西日本総合展示場)に出展。サメ肉と九州の食材を組み合わせた料理の振る舞い、サメの解体ショーを行い、来場した人々にサメの街気仙沼をPRした。
写真左:小泉政務官による協議会訪問の様子(平成26年1月20日)
写真右:「九州の食EXPO」にブース出展した際の様子(平成26年2月10~11日)
「結の場」気仙沼企業マルシェプロジェクト
<概要>
・支援企業の社員を対象として、BtoB(支援企業)toC(社員)での販路開拓
・販売会を通じた消費者とのダイレクトコミュニケーション
・支援企業向けセット商品の企画・販売
・アンケート、支援企業の商品開発担当者等との意見交換による商品改善・開発
・中間報告(H25.10)以降、支援企業として新たに日本電気(株)、三井住友海上火災保険(株)の2社が参加
<進捗情報>
・アサヒグループホールディングス(株)、住友不動産(株)、SCSK(株)、日本電気(株)、三井住友海上火災保険(株)の5社にて販売会を実施。販売と併せて、アンケートや支援企業の商品開発担当等とのグループインタビューを実施し、商品パッケージの改善や商品開発に役立てている。
・支援企業の社員限定でお得なセット商品を販売する「企業マルシェカタログ」は、上表の企業にご協力いただいた。
・支援企業の社員の方々にも好評をいただいており、来年度の継続実施に向けて準備を進めている。
写真左:「企業マルシェ」の様子
各社とも昼休み時間を中心に大勢の社員が訪れ、盛況であった。
写真右:「企業マルシェカタログ」
社内販売会を足掛かりに、カタログ販売等で顧客(社員)との接点を保ち、リピーター獲得につなげる。
<本件に関するお問い合わせ先>
復興庁宮城復興局(担当:山本、村山、国田) TEL:022-266-2163
復興庁(法人番号:4000012010017)
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-1-1 中央合同庁舎4号館 TEL(代表): 03-6328-1111
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