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被災地で展開されている「新たな挑戦」 (事例紹介)

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 子どもから高齢者まで、安心して健やかに暮らせる「まち」を作るためには、地域の住民同士の結びつきを生み出し、地域の「コミュニティ」を形作ることが重要です。また、地域に暮らす人々は、様々なニーズを抱えています。地域の「コミュニティ」の中で、専門家・事業者等が、こうしたニーズに応えるようなサービスを提供することで、安全・安心な地域づくりを実現することができます。
 以下では、被災地で進む「コミュニティの形成」に向けた「新たな挑戦」の事例を紹介します。

▼ 主な取組例

 子どもの成長を育む地域の遊び場づくり
ボランティア等の地域住民が積極的に参加する、新しい子どもの遊び場づくり活動を実践。災害公営住宅等における新たな地域コミュニティの形成にも寄与。 newtohoku_photo01.jpg  newtohoku_photo02.jpg
   
 コミュニティ・サポートのプロトタイプ開発
元気シニアを中心とした高齢者等が、地域を支える側として、共助的なコミュニティ支援(子どもの居場所づくり、健康づくり等)を実施するシステムを構築。 newtohoku_photo03.jpg  
 ICTを活用した無人販売所プロジェクト
セルフレジを活用したプリペイド決済方式の無人販売所システムを設置。利用者自らが操作して日用品等を購入できる仕組みにより、買い物の利便性を向上。 newtohoku_photo04.jpg
 次世代型地域包括ケア(被災者、障害者も対象)
医療・介護の専門職だけではなく、市や事業者、地域住民など、福祉・医療・介護・生活支援を行う者も連携。被災などで健康状態が悪化した市民を支援するための仕組みづくりを推進。 newtohoku_photo05.jpg 
 栄養士、保育所と連携した高齢者の健康づくり
仮設住宅の高齢者の生活不活発病や孤独という問題を解決するため、保育所の給食を利用した食事受取の仕組みづくりを推進。(栄養士による適切な食事管理、子どもとのふれあい等) newtohoku_photo06.jpg  
 地域住民が主体となった地区防災計画づくり
公開型ワークショップにより専門家の知見と地元の体験を共有するとともに、個人単位の「避難カルテ」の作成を通じて住民主体の地区防災計画を作成。他地域への横展開に向け、ノウハウを汎用化。 newtohoku_photo07.jpg

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 地域に持続的に人々が住まい、活力あふれる「まち」を作るためには、地域を支えていく「産業」と「人材」を育てていく必要があります。特に、震災によって販路が失われた業種(農業、漁業、食品加工業等)では、震災前の視点・手法に捉われない新たなビジネスモデルを作り出していく必要があります。
 以下では、被災地で進む「産業・生業の再生」に向けた「新たな挑戦」の事例を紹介します。

▼ 主な取組例

 中山間地域での新たな農業モデルの実現
中山間地域で植物工場を活用した低コスト・省力化栽培方法を確立。機能性野菜の生産方法や鮮度保持表示について検証し、新たな市場開発を目指す。 newtohoku_photo08.jpg  
 浜の未利用資源の高機能性食品化
持続可能な地域産業の確立に向けて、市場では流通していなかった未利用の水産物を活用。「機能性」と「高付加価値化」に焦点を当てた新商品を開発。 newtohoku_photo09.jpg   
 温泉熱を活かした六次化産業創出
再生可能エネルギー資源(温泉熱)を活用し、6次化商品や、環境学習等を目的としたニューツーリズム商品を開発。「エコ温泉」をテーマに地域を活性化。 newtohoku_photo10.jpg  
 東北産品の海外展開加速化
生産者・食品事業者などが輸入条件の厳しい欧州や米国に対してもチャレンジできるよう、メディアやSNS等を活用して現地の趣向を容易に商品開発やプロモーションに反映できる手法を確立。 newtohoku_photo11.jpg  
 林業と地域を再生させる新商品開発
地元の杉間伐材を活用し、付加価値の高い高級割り箸を製造。木材の仕入れから製品の販売まで一貫した事業は全国でも稀。復興ビジネスコンテスト大賞受賞。 newtohoku_photo12.jpg  
 東北発「被災地花き」ブランドの創造
東北産花きの販路の拡大やブランドの確立等を目指し、日持ちが良く華やかな高品質ブーケ等の新たな商品開発、プロモーション活動、生産者への教育活動等を推進。 newtohoku_photo13.jpg  
 「旅館」のブランド価値向上
グローバル市場での旅館の価値向上を目指し、旅館側の送客手数料負担を求めない旅館専用予約サイト(RYOKAN EXPERIENCE)のビジネスモデルを提案し、本格運用を開始。 newtohoku_photo14.jpg  
 高校生がつくるキャリア教育プロジェクト
職業観の醸成や地域の将来を考えるきっかけづくりのために、高校生が主体となって地域の様々な業種の大人や高校と連携したキャリア教育プロジェクトを実施。 newtohoku_photo15.jpg  newtohoku_photo16.jpg 
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