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根本復興大臣の会見[平成25年2月8日]

根本復興大臣記者会見録(平成25年2月8日(金)8:43~8:50 於:衆議院本会議場中庭側廊下)

1.冒頭発言

 私から2点お話しいたします。
 1つは住民意向調速報版(楢葉町、富岡町)の公表です。お手元に資料があると思いますが、前回の3市町村(田村市、飯舘村、双葉町)に引き続き、本日、楢葉町、富岡町の住民を対象とした住民意向調査について、結果を取りまとめたので公表します。調査概要はお手元の資料にありますので省略いたします。
 調査結果については、先日公表した3市町村と同様に、平成25年度予算案に盛り込んだ各種の事業制度を活用し、帰還に向けた取り組みが必要な自治体、長期避難を余儀なくされる自治体等における、それぞれの課題に応じた必要な対策・支援を行っていきたいと思います。
 次に出張ですが、岩手県、宮城県、福島県訪問についてお話しいたします。
 明日(9日)、安倍総理が岩手県、宮城県を訪問し被災地を視察される際、私も同行する予定です。
 具体的な視察先は、岩手県陸前高田市では慰霊碑を参拝した上で、高台移転造成工事の視察、仮設住宅にお住いの方々との懇談、大船渡市では完成間近となった公営住宅や酒造会社、製菓会社を視察させていただく予定です。
 宮城県では気仙沼市にある製氷工場を拝見させていただく予定です。
 明後日(10日)は、宮城県東松島市の被災地の復興状況の現場を拝見し、市長との意見交換を行うほか、宮城復興局で採用し、東松島市に派遣している職員を激励する予定です。
 また、11日は、福島県郡山市において、富岡町長と意見交換を行う予定です。富岡町が、復興に向けて抱えている課題や要望事項等について、しっかり受け止めたうえで、原発事故によって被災した富岡町をはじめとする自治体の復興再生を加速させていきたいと思います。
 詳しい日程については、現在調整中です。
 私からは以上です。

2.質疑応答


(問)今度の10日で復興庁発足から、ちょうど1年を向えます。大臣になって間もないですが、1年間の総括と2年目に向けてのコメントをいただけますか。
(答)私も復興大臣に就任してから、施策の総点検、再構築をしようということで、司令塔機能の強化や現場主義に立った作業を積極的に行ってきました。この1月に、復興庁の司令塔機能の強化、福島再生復興総局の発足、財源フレームの見直し、復興の加速策、補正・新年度予算、様々な復興加速策を作りました。
 1月はロケットスタートができたと思っていますが、とにかく復興を加速するために、スピードアップするためにさらに頑張っていきたいと思います。

(問)関連で、1月はロケットスタートができ、これから加速させるために、まずは組織がしっかりできあがって、予算も組んで、これから具体的な施策を打って目に見える形で出していかなければならないと思うのですが、復興庁2年目に向けてどのようなことが課題になってくると考えていますか。
(答)復興庁2年目に向けて、道具立ては整いました。これに、いかにしてさらにスピードアップさせるための動きを加えるかだと思います。やはり大事なのは、これから補正・新年度予算を執行していきますが、具体的な現場の課題を一つ一つこなしていくことがスピードアップにつながると私は思います。
 「現場重視」ということを言ってきましたが、実際、現場で事業や施策を進めている中で色々な問題点、課題が出てきますから、それを吸い上げて施策に反映していく、後押ししていく、各省庁の施策に横串を入れていく、私はこれでスピードアップできると思います。
 例えば、津波被害にあわれた地域は、今は随分事業に着手しています。この事業を進める中で色々な課題、問題点が出てきます。用地取得の問題もあります。施工管理の問題もあります。あるいはマンパワー不足など色々な問題があります。これらの問題を乗り越えて進めるような強力な動きを是非していきたいと思います

(問)先日(6日)、復興推進委員会の最終報告がまとまりましたけれども、大臣、どの点に注目して、今後、この提言を活かしていきたいとお考えでしょうか。
(答)復興推進委員会の皆様には9月に中間報告をまとめていただきました。そして精力的に議論をしていただき、現地に何度も足を運んでいただきました。今回は大変いい報告書をまとめていただいたと思います。東日本大震災を、歴史的文脈の中から、どのような災害であったかを位置づけていただいています。
 この1年間、復興庁がスタートして以降の自治体の現場の状況、あるいは施策の評価をしていただいています。特に6つの課題をあげていただいており、住宅再建、地域の産業の振興、具体的な問題提起、提言をいただいています。これら6つの課題を中心に、復興加速のための施策に反映させていきたいと思います。

(以    上)

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