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平沢復興大臣記者会見録[令和02年12月15日]

(令和2年12月15日(火)11:30~11:41 於)復興庁会見室)

1.発言要旨

  お疲れさまでございます。まず1点目ですけれども、昨日山梨県を訪問しまして、福島県などから避難されて、現在山梨に住んでおられる方々と話をしてきました。

  避難されている方々からは、現在の暮らし向きや国への要望など、率直な気持ちを話していただいたところでございます。皆さんからの要望では、例えば高速道路の無料措置、これを是非継続してほしい、それから特定復興再生拠点外の除染の実施などの御要望をいただいたところでございます。引き続きこのような場を設定し、復興に向けた今後の取り組みの参考にしていきたいということで考えております。

  2点目ですけれども、17日に陸前高田市今泉地区において、商業施設陸前高田発酵パークCAMOCY(カモシー)という施設がオープンする予定でございまして、セレモニーが開かれます。新型コロナウイルスの影響を乗り越えて今般こうした施設が開業されることは、まことに喜ばしく思っているところでございます。大変立派な施設でございまして、本商業施設が地域の方々や観光客の集まる場となりまして、地域の賑わいの再生・創生の中核施設となることを期待したいと思いますし、私自身も時間があれば見に行きたいと思っているところでございます。

  では私からは以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)大臣、1点目にありました山梨の避難者の方々との懇談についてお伺いいたします。実際に今回の意見交換の場では、何人ぐらいの方々と意見を交わされて、高速道路の無料化や特定復興再生拠点区域除染に関する要望以外には、具体的にどのような要望や意見を承ったんでしょうか。もう少しお願いいたします。

(答)2時間にわたって話し合いをしまして、全部で10名の方が集まってくださいました。そこでいろんなあれが出ましたんで、もうちょっと細かく申し上げますと、災害公営住宅への入居に際して、コミュニティの維持をしてほしかったと。それから医療費の自己負担の減免継続、これの要望がありました。それから原発賠償中間指針、これについて、最終はいつ出るのかと。それから福島に残してきた土地の売買をしやすくするための特例をつくってほしいと、こういった要望もございました。それから福島に残してきた土地を国が買い取ってくれればよかったといったような話がございました。それから避難先に妻子がいて、そこに通うためのガソリン代を補助してほしいといったような要望もございました。質の高いボランティア育成の仕組みづくりが必要といったような話がありました。

  私の関心は、皆さん方まだ強いお気持ちで福島のほうに戻りたいという意向があるのかと思いましたけれども、私の印象では、10人の方はもう第2のふるさとといいますか、山梨に完全に定着しておられまして、これから特に福島に戻りたいというような、そういった御希望のある感じはもうほとんど見受けられなかったということでございます。

(問)昨日、GoToトラベルの全国一斉一時停止ということが出されましたが、まずこの受け止めと、被災地は非常に年末年始を控えて経済の落ち込み状況などを踏まえて来年度予算の編成もかけたと思うんですが、その辺りどのように対策を立てられていくか、お考えをお願いします。

(答)GoToトラベルについては、観光需要喚起といいますか、経済に当たる効果というのは極めて大きいものがあるなということは、私自身も私の地元が観光地でございますので、痛切に感じているところでございます。しかし最近の感染拡大の実態を見れば、もう、あのような決定はやむを得なかったんじゃないかなと思います。いずれにしましても一日も早く収束しますように、しっかり祈りたいなと思います。

  それから、あと被災地の観光業への影響については、今般まとめられた経済対策などによりまして、関係省庁とも連携しつつ、適切に対応していきたいということで考えております。

(問)また話が戻ってしまうんですけれども、先ほどの避難者の方々との懇談の件で、それに先立って生活再建支援拠点の代表の方々とも意見交換をされて、支援される側と支援する側と両方の御意見を伺ったと思うんですけれども、改めてこの避難者の実態調査ですとか、今後の支援のあり方を見直す必要があるとお考えかどうか、また見直すとしたら、その方向性をどのように決めていくのか、考えていらっしゃることがあれば教えてください。

(答)何事もそうですけれども、常に見直しはしていかなければならないわけで、あれから10年が経とうとしているわけで、今の形でずっと継続していくのがいいかどうかというのは、しっかり検討していく必要があるんじゃないかなと。ちょうど来年で10年になりますので、今後のあり方、もちろん打ち切るということじゃなくて、やり方については検討していく必要があるんじゃないかなと思います。

  一番大きな問題は、避難された方は全国に大勢おられるんで、今、山梨のほうでも当初は1000人ほどが避難されたと聞いていますけれども、今では大体500人ぐらいがつかめていて、そして実際にその中でお世話している方はそこからずっとまた少なくなると。ですから私は申し上げたんですけれども、私たちが直接把握している方はともかく、把握していないで避難された方、そういった方々は今どう考えているのか、何をしてもらいたいのか、どういう支援を私たちとして考えていくべきなのか、こういったことも考えていく必要がありますので。既に、私たちと連絡が取れなくなった避難された方々も大勢おられますんで、そういった方々はどう思っているのかということが、これからの私たちの課題かなと。

要するに、完全に福島を離れてもう自立していますので、もう支援とかは全く結構ですと思っておられるのか、それともこういった支援がある、手を差し伸べられているということを全く御存じなくておられるのか、あるいは非常に困っておられるのか、そういったことも含めて、私たちはもっと積極的に出ていって、そういった実態把握に努めるべきじゃないかなと思います。

  前にNPOの方々、お世話している方々にいろいろお話を伺いましたけれども、皆さん方の要望で一番多かったのは、ともかく避難されている方の実態を把握できていないと、ですから実態を教えてほしいと、こういうことでございまして、この実態については、一言で言えば行政のほうもつかんでいないんです。ですからこの辺の実態をもっとしっかり把握する努力を、私は行政も私たちもしっかりとやるべきではないかなと思っております。

(以  上)


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