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田中復興大臣記者会見録[令和02年03月31日]

田中復興大臣記者会見録(令和2年3月31日(火)9:20~9:27 於)復興庁会見室)


1.発言要旨
 皆さん、おはようございます。
 まず1点目であります。昨夜、組織委員会から東京大会の開催日程について、オリンピックは来年7月23日から、また、パラリンピックは8月24日から開催することが発表されました。
 大会日程が決まったことについては、復興五輪に向けてさまざまな準備に取りかかる被災地にとって、また、アスリートをはじめ、関係者の皆様にとって一安心できることだと思っております。
 改めて、来年の復興五輪に向けて、被災3県や組織委員会など、関係者としっかり連携をとりながら、復興五輪が被災地の方々を勇気づけ、復興を後押しするものとなるよう、取り組んでまいりたいと思っております。
 2点目であります。このたび、「復興庁クラウド・ファンディング支援事業」に関する令和元年度の事例集を取りまとめました。
 この事業は、復興に取り組む事業者などの新商品開発だとか、イベント開催などに必要な資金を賄うために、全国の方々、個々人が少額でも復興に貢献できる仕組みであるクラウド・ファンディングという手法の活用を支援するものでございます。
 令和元年度は、60件のクラウド・ファンディングを支援しています。県別には、岩手県19件、宮城県24件、福島県17件を支援しております。
 また、試行錯誤の段階でありますが、この事業で支援したクラウド・ファンディングの中から、被災した酒蔵の復活と限定地酒の開発や、水産加工品を中心とした販売、交流施設の建設など、18の取り組みを事例集で紹介しております。
 詳細については、事務方などにお尋ねいただければと思っておるところでございます。
 また、昨日から、福島市出身の古関裕而氏を主人公とした朝ドラ「エール」がスタートしました。今後の展開を大変楽しみにしております。
 今後、この「エール」をきっかけに、福島県に足を運ばれる方々が増えて、福島県の地域経済活動の活性化や観光振興につながることによって、福島県の復興に寄与することを大変期待しておるところでございます。

2.質疑応答
(問)五輪の日程が決まったということで改めてお伺いします。
 聖火リレーの出発式や、福島、宮城両県で競技が実施される会場の辺りは、大臣としては基本的には維持されるべきとお考えでしょうか。
(答)先日もお尋ねがありましたけれど、私どもも今回、やむを得ないことではありますが、これは1年間余裕をいただいたということで、しっかりとアピールしていく、そして、復興五輪の姿形を世界の皆様にお示しするいい機会だと思っておるわけでございます。
 いずれにしましても、この中で会場の確保、聖火ランナーやボランティアの扱いをはじめ、他の地域と共通する課題に係る被災3県の状況がどうなっているのか、また、縮小、見直しをせざるを得なかったイベントがある中で、復興五輪に関する被災地の機運、情勢や情報発信を今後どのように行っていくのかという点について、被災3県や組織委員会と十分情報共有や意見交換を行って、しっかりとした復興五輪に仕上げていきたいと思っておるところでございます。
 いずれにしましても、これからでございますので、またその都度、いろいろと皆様方にも御報告させていただければと思っております。
 以上でございます。
(問)今ほど、大臣からNHKの「エール」について御発言がありましたけれども、大臣は毎朝見られているのでしょうか。
(答)もちろん、朝見られるときはそうですし、そうでないときは録画でちゃんと拝見させていただきたいと思っております。
 また、地元の皆様にどういう印象を与えているのかも、ちょっと気になるところでございますので、関心を高めておるところでございます。
(問)ちなみに、古関裕而作曲の大臣が好きな歌などがあれば。
(答)古関裕而さんは、あまりにもヒットソングも多いし、若い人たちに、スポーツ関係でもいろいろと提供していただいている音楽もあるわけです。
 幾つか大変親しみのある音楽があるわけですが、今後、さらに関心を高めて、部屋でも聴くことができればと思っておるところでございます。
 誰もが知っているのは、「栄冠は君に輝く」とかですね。甲子園だとか、いろいろなスポーツの大会にですね。私もこういう曲は、永遠の名曲だというか、国民的な定着した音楽だというふうに思っております。
 今後、どういう曲があったのか、もう1回確認していきたいなと思っております。
 ありがとうございました。

(以  上)

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