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田中復興大臣記者会見録[令和02年03月27日]

田中復興大臣定例閣議後会見録(令和2年3月27日(金)8:37~8:43 於)参議院本会議場中庭側廊下)


1.発言要旨
 おはようございます。
 24日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会より、この夏に予定されておりました東京大会を、遅くとも2021年の夏までに実施する旨の発表がありました。被災地でもアスリートや聖火ランナー、ボランティアの皆さん等、大会に向けて準備し、また大変楽しみにしておられた方々も多くおられます。また、「復興の火」の展示に多くの皆さんがお越しになるなど、復興五輪の機運が着実に盛り上がっていたわけでございます。
 そうしたことを思えば、延期の決定は大変残念でありますけれども、新型コロナウイルス感染症の世界的な状況だとか、アスリート及び観客の皆さんの安全・安心の確保を考えれば、やむを得ない決断であったと、このように考えておるわけでございます。
 また、東京大会は延期されましたけれども、東京「復興五輪」としての位置づけは決して揺らぐものではありません。国内外の方々に復興の姿を発信していく機会に変わりはないわけであります。
 こうした観点から、聖火について、当面の間、福島県に置いていただけることになったということは、大変意義深いものと受けとめております。
 引き続き、「復興五輪」が被災地の方々を勇気づけ、復興を後押しするものとなるように、組織委員会や被災3県とも一層の連携を図ってまいりたいと、このように思っておるところでございます。
 以上でございます。

2.質疑応答
(問)今の関連で、「復興五輪」についてなんですが、聖火リレーとかあるいは競技会場等は、また改めて検討等もあると思うんですけれども、被災地開催の競技であったり、あるいは聖火リレーのコース、ルート、福島からスタートすると、こういうようなところは大臣としては、そのままというふうに考えているでしょうか。
(答)今回のことについては、新型コロナウイルス対策ということでやむを得ない、こういうことでございますけれども、いずれにしましても、「復興五輪」としての位置づけというのは継続するわけでありますし、少しお時間をいただけるということで、その分発信力を高めていくことができるのではないかと思います。新型コロナウイルスの状況がどのように今後なっていくかということも関係するわけでございますけれども、いずれにしましても、今まで決定されていたことが、そのように行われることを期待させていただきたいと思います。
 いずれにしましても、組織委員会のほうと、あるいはまた地元の被災3県の方々とも十分協議しながら、復興庁として対応していかなければならないと、このように思っておるわけでございます。
(問)コロナの関係なんですけれども、大臣、風評払拭に向けたトップセールスで、アジアへの訪問を検討されたと思うんですけれども、昨今の情勢に鑑みて、今はどのようなお考えでしょうか。
(答)私のほうも、予算も計上させていただいておりますし、非常に大切な復興庁としての取り組みでありましたので、トップセールスという思いを持って準備をしつつございました。しかし、今の時点では、この新型コロナウイルスの状況が、国内のみならず世界中で起きているということを考えますときに、やはりそのことを勘案して対応していかざるを得ないのかなと、このようにも思っておるわけでございますが、いずれにしましても、今の時点では、まだはっきりと申し上げる段階ではないと、このように思っておるところでございます。

(以  上)

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