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渡辺復興大臣記者会見録[令和元年05月14日]

渡辺復興大臣閣議後記者会見録(令和元年5月14日(火)10:01~10:10 於)復興庁会見室)

1.発言要旨
 本日は、「天皇陛下御即位慶祝写真展」について御報告いたします。
 復興庁では、令和元年5月1日に天皇陛下が御即位されたことを記念いたしまして、「天皇陛下御即位慶祝写真展」を開催いたします。
 天皇皇后両陛下におかれましては、東日本大震災発災直後より被災地、被災者にお気持ちを寄せていただいております。お気持ちに改めて感謝申し上げ、復興庁及び岩手県、宮城県、福島県において、天皇皇后両陛下が3県等にお見舞いなどの御訪問をされた際のお写真を展示いたします。

2.質疑応答
(問)昨日、福島でロボットテストフィールドの視察をされたと思うのですが、愛知県で無人航空機の開発などを行っている会社が試験を行ったということで、実際に現場を見ての所感と今後期待されることをお願いします。
(答)まず、ロボットテストフィールド。これは、これから福島県における中核的な産業の育成の場になるというふうに思っております。そのために昨日、ロボットテストフィールドの試験飛行というものを見せていただきました。
 ドローンのイメージですが、私は4つとか6つのプロペラのあるものが飛ぶのかと思いましたけれども、固定翼のドローンでありまして、滑走路を飛び立って飛行をしたわけであります。大変安定的に飛行している、そして着陸も安定している、と感じました。
 将来において、様々な活用がされるのではないかということを期待できるというふうに確信をしたところでございます。
 まず最初に、南相馬から浪江のところにロボットテストフィールドがありますので、そのフィールドを活用して飛行を続けていきたいというお話でありました。
 さらに将来的にはGPSによって輸送を拡大することができると、約2,000キロを飛ばしたいというお話がございましたので、これは将来に向かって様々な分野で活躍できるものではないかなというふうに思いました。
(問)先日、新潟市でG20の農相会合が開かれたと思います。その際に、福島県産のさらなる輸入の再開などの要請もなされたとお聞きしておりますが、大臣として、その成果をどのように受け止めていらっしゃるかというのをお願いいたします。
(答)まず、G20、新潟で行われました農業大臣会合でございますけれども、吉川大臣が、中国及び韓国との2国間における会談を行ったということであります。輸入規制に対する撤廃、規制緩和をしていただきたいという話だったと思います。
 このことについては、私自身も報道等で確認をしておりまして、すぐに成果が出る云々ということではございません。大臣として、相手に対して規制撤廃・緩和を求める、こういったことがまず大事だというふうに思っております。
 そしてさらに、私ども復興庁といたしましても、これは引き続き農林水産省と連携しながら、「復興五輪」海外発信プロジェクトによって、被災地の復興の状況をまず知ってもらう、そして食べてもらう、何よりも来ていただく、こういった3つの観点からしっかりと取り組んでまいりたい、そんなふうに思います。
(問)農業関係でつながりですけれども、昨日、福島県大熊町で田植えが始まりました。避難指示解除後初めてということで、歴史的な一歩ではあるかと思いますけれども、これから、担い手の確保とか、安全・安心なお米をつくれるとか、見せ方とか情報発信が問われると思うのですけれども、大臣の今の認識と今後の施策、どんなことをやっていきたいかというのがあればお願いします。
(答)昨日、福島県を視察した中で、道すがらになりますけれども、いろいろなところで田植えが始まっているなということを実感しております。
 そのためには、まず風評払拭をどのようにしていくか、これは大変重要な課題だと私は思っております。
 先ほども申し上げましたけれども、復興五輪に連携しながら、海外情報発信プロジェクト、これを積極的に進めてまいりたいというふうに思います。
 そして何よりも、福島産のお米は安全であるということを認識してもらう。そして、美味しいです。そういった視点を多くの国民の皆様方に知ってもらう、こういった対策をこれからも続けてまいりたい、そのように思っております。
(問)経済の状況で、景気が後退しつつあるという認識が示されておりまして、被災地の企業は経営基盤が脆弱なところもありまして、特に沿岸部の再開した事業とかは目配りをしなければいけない状況にあるかと思うのですが、今回、景気の後退を見据えて対策を講じるようであれば、お聞かせいただければと思います。
(答)景気後退という報道もございますけれども、今後、これから閣議で、どのような形で進めていくか、対応していくか、表現ぶりが大事な部分だというふうに思います。
 やはり、景気が後退しないように、私どもは様々な施策をしていくことが大事だというふうに思いますが、とりわけ経営基盤の脆弱な被災地の産業育成、この部分についてはしっかりと目配りをしていく必要があるというふうに思います。
 そして、昨日も2つの工場を視察させていただきました。それぞれの企業が努力する、そして、それぞれの相手先を確保していく、こういったことも大変重要だなというふうに確信をしたわけであります。被災地の産業を担っていらっしゃる皆様方に対しては、私どもも経済または産業をしっかりと再生していくという視点で進めてまいりたいというふうに思います。

(以    上)

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