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吉野復興大臣記者会見録[平成30年9月21日]

吉野復興大臣閣議後記者会見録(平成30年9月21日(金)10:20~10:32 於)復興庁会見室)

1.発言要旨
 おはようございます。
 今日の報告事項はございません。
 以上です。

2.質疑応答
(問)昨日の総裁選について、投開票が行われて、結果が出ました。総裁選の議論の中では、ポスト復興庁、防災省のお話も議論されてはいましたが、吉野大臣は、一連の総裁選の議論について、どのように見られていましたか。
(答)復興大臣としての、総裁選についてのコメントは差し控えたいと思います。けれども、一衆議院議員としては、昨日、総裁選の結果が出たわけですけれども、特に防災省については、私は、昔は第四次提言だったと思いますけれども、与党提言の中に日本版FEMAをつくれということも書かせていただいた一人なんです。
 ということは、防災省が必要だという立場だったんですけれども、現実に大臣も経験し、今の状況を見ていますと、自衛隊、消防を動かせるのは総理でございます。国交省、農水省、いわゆる地方の出先機関があるわけなんですね。この出先機関がきちんと、平時は平時の仕事をし、災害が起きたときにはがらっと災害対応にかわるわけでございますので、そういう意味では、今のやり方が一番いいのかなというふうに、考えが変わりました。
 防災省をつくるということは、例えば国交省の末端の地方組織まで、その防災省に組み入れないと指示が伝わらないわけでございます。脳みそと手足に分けた場合、手足が動かないと、やっぱり仕事ができません。そういう意味では、今の体制が一番我が国においては適した対応のしかただなということを、大臣になって感じた次第であります。
(問)昨日、安倍総理が3選を果たしましたけれども、一定の批判票が党内にあることが示された形になります。安倍政権の閣僚のお一人として、今後どのように臨んでいくというふうに考えますか。
(答)大臣としてはコメントを差し控えたいと思います。一衆議院議員として言いますと、私が大臣に就任してから約1年5カ月になろうとしていますけれども、100回以上、被災地訪問をしております。
 総理は、東日本大震災のみならず、全ての災害も含めてなんですけれども、50回以上現場を見ております。そういう意味で、本当に復興を担っていけるのは安倍総裁だなという感じを持っておりますので、特に東日本大震災、私の復興庁の仕事では、安倍総裁以外に復興を加速化させる人はいないということで、私は支持をしております。
(問)総裁選の関係で、先ほどの防災省の関係で大臣のお考えは先ほどおっしゃられたことだと思いますけれども、事実上の総理大臣を選ぶことになる総裁選の場で、国の防災体制のあり方がこのままでいいのかとか、今後よくするためにはどうしていったらいいのかというのが、今回の議論の主眼だったと思うんですけれども、そういう総裁選という場で、災害対応のあり方を議論されたこと自体について、どのようにお考えになられますか。
(答)これは、いい問題提起だったというふうに思います。災害は忘れたころにやってくるという言葉は、もう死語になってしまいました。忘れないうちにやってくるという、新しい時代を迎えたわけでありまして、そこでの防災、減災について、総裁選で議論がなされたということは、これからの議論を行っていく上で大変いいことだなというふうに思っております。
(問)もう1点、今回の総裁任期は3年になるということで、復興創生期間がその3年の任期の間に丸々終了まで入っていることになります。改めて、復興の総仕上げという意味でのこの総裁任期というのも考えられるかなと思うんですけれども、そのあたり、政府の一員としてもどのようにお考えになりますでしょうか。
(答)岩手、宮城は残り2年半で、きちんと復興を成し遂げていかねばならない、こういう強い決意で、今、復興庁としては取り組んでおります。
 ただ、福島に関しては中長期的な課題がたくさんございますので、いわゆるポスト復興庁をつくって、どういう仕事がこれから2年半以降継続していくのか、そこにはどれだけのお金がかかるのか、この2つをきちんと捉まえることによって、それを成し遂げるためにはどういう組織が一番適しているのかということで、組織論はおのずとついてくるというふうに、私は考えております。
 ですから、残り2年半、特に今年、30年度はどんな仕事が必要なのか、そこにはどのくらいの金がかかるのかという、事実をきちんと捉まえていくことが大事である、このように考えております。
(問)繰り返しで恐縮なんですけれども、総裁選に関してお伺いいたします。一衆議院議員という立場でも構わないので、今回の安倍首相の得票数ですとか、石破さんの得票数など、全体としてどのようにごらんになったか、受けとめをお願いできればと思います。
(答)6年前、私は総裁選の選挙管理委員として、身近に見てまいりました。6年前の総裁選挙、地方遊説全てに同行していったわけでありますけれども、そこで安倍総裁と石破候補の差はものすごい差がついて、石破さんが地方票を獲得したわけであります。
 ですから、今回の総裁選挙は1票でも勝ちたい、地方票を1票でも多くとりたいというのが安倍陣営の目標でございまして、前回、石破先生がとられた55%というものを、今回目標に掲げたわけでございます。そういう意味では、それを達成できたということは、大きな成果が挙がったというふうに考えております。

(以    上)

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