1.発言要旨
今日の御報告は二つございます。
1点目、今年の夏、8月19日に、2019年のラグビーワールドカップの試合会場となる「釜石鵜住居復興スタジアム」がオープンします。これを記念したオープニングイベントに関する発表記者会見が、本日午後、都内で行われますので、私も出席をしてまいります。ラグビーワールドカップの試合や関連するイベントを通じて、被災地の復興の姿が世界に発信される機会となることを、期待しております。
もう1点、平成30年度「ハンズオン支援事業」案件の選定についてであります。復興庁では、民間企業からの出向職員が被災地に出向いて、事業者の抱える経営課題に真摯に向き合って課題解決を図る、いわゆるハンズオン支援事業を、実施をしております。今年度の事業として、グループ支援事業5件、個社支援事業3件、合計8件の案件を選定しましたので、お知らせいたします。
以上です。
2.質疑応答
(問)ハンズオン支援事業についてなんですけども、改めて大臣の期待するところをお伺いしたいと思います。
(答)大いに期待しています。民間の、それも大企業から出向している方々が、実際に被災地に入って、個別の企業、また商工会議所等を介した多くの企業に対して、自分たちの持っているノウハウを存分に発揮して支援をしております。生産から販売まで一貫して精査し、新商品の開発、それをつくる体制、そして、それを販売するというところまで支援をしております。例えば、名刺の1枚からつくり直すという場面もございます。このような名刺ではお客さんのところに行っても印象が薄い、だからこういう名刺にしましょうと、そこまでの支援をしておりますので、私は大いに期待をしているところです。
(問)今週末は島サミットが予定されてると思うんですけども、改めて復興庁としてどのようなメッセージを出していくのかというのをお聞かせください。
(答)太平洋・島サミットは、私の地元の福島県いわき市では、PALM7、そしてPALM8という形で2回目の開催でございます。ですから、3年前に島嶼国・地域の首脳御夫妻がいわき市を見ているわけでございますので、3年後の復興の姿、これも見てもらえる。と同時に、多くの方々から御支援を頂いた、そこへの感謝の気持ちを、いわき市としては表していきたい。
また、復興庁としても、いわき市と同じ気持ちで感謝の気持ち、そして、復興の姿を見ていただきたいな、このように考えています。
(問)原発事故の帰還困難区域の復興についてお尋ねいたします。先週、葛尾村の特定復興再生拠点区域が計画認定となりまして、今のところ予定されている6町村の計画が寄せられました。ただ一方で、浪江町や富岡町のように人口が多い市町村からは、区域から外れた地域の復興もしっかり進めてほしいという要望が出ております。今回、区域に外れた地域の復興に、改めてどのように取り組むお考えでいらっしゃいますか。
(答)長い年月が掛かっても必ず解除するという、政府の大きな決意がございます。ですから、復興拠点以外のところも長い年月を掛けていけば必ず解除できるということでございますので、そういう意味では、まずは復興拠点エリアを整備していくわけです。それ以外の地域では、例えば草を刈ったり、農地の保全をしたりという事業等々はやっていきたい、このように考えています。
ありがとうございます。
(以 上)
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