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吉野復興大臣記者会見録[平成29年7月28日]

吉野復興大臣閣議後記者会見録(平成29年7月28日(金)10:15~10:20於)官邸エントランス)

1.発言要旨
 本日、私が経済産業大臣とともに共同議長を務める、福島イノベーション・コースト構想関係閣僚会議の第1回会合を総理出席の下、開催をいたしました。
 この会議では、構想の実現に向けた横断的な取組を着実に推進するため、福島イノベーション・コースト構想の今後の方向性が決定をされました。
 総理からは、閣僚全員が復興大臣であるとの意識を全員が改めて認識し、縦割りを打破し、政府一体となって取り組むべき構想実現に全力を尽くし、地元の皆様方の期待に応えるため、受け身ではなく能動的に取り組むべきだとの指示が出されたところでございます。
 今回の関係閣僚会議設置により、構想の実現に向けた課題を解決する関係省庁の連携が一層強化されたものと考えております。
 私は地元福島県、特に浜通りでございますので、この構想が国家プロジェクトとして関係閣僚会議が開かれたということは、本当にうれしい思いでございます。
 2点目、本日、平成28年度東日本大震災復興関連予算の執行状況について公表をいたしました。詳細は事務方にお尋ね願いたいと思います。
 以上です。
2.質疑応答
(問)福島イノベーション・コースト構想は国家プロジェクトになったということでありますけれども、それに関しての改めての感想と、あと、課題や期待感みたいなものがあれば教えていただけますでしょうか。
(答)福島イノベーション・コースト構想は、福島県の浜通りに新しい産業を作る、特に、ロボット産業が中心となるわけですけど、新しい産業を作る、そのためにはまず拠点を作っていく。研究開発をしていく。そして、産業の集積、これをやっていく。そして、そのためには、人を創っていかねばならない。そして、ある意味のまちを創っていかねばならないということが方向性で示されたわけでありますので、正にこの福島イノベーション・コースト構想を実現することが、私たち故郷の大いなる発展を約束できるものの第一歩として、私は位置付けをしております。ありがとうございます。
(問)閣僚のお一人としてお聞きしたいんですが、稲田防衛大臣が辞任の意向を固められ、そして、野党では蓮舫代表が代表を辞任されることにされました。そちらについての受け止めをお聞かせください。
(答)私は復興大臣ですので、そのことについてはコメントは差し控えさせていただきたいと思います。すみません。
(問)イノベーション・コースト構想にちょっと戻りまして、こちらは主要プロジェクトの紙を見させていただきますと、原発の廃炉だとか、ロボット開発だとかございますけれども、大臣がこの主要プロジェクトの中では、特に推し進めたいプロジェクトというのはどちらになりますでしょうか。
(答)まずは、廃炉を進めるためのロボット産業が、一番ここの主要なイノベーション・コースト構想の柱になっていると思います。
 そのほかにも、農業でワインを造るとか、たくさんイノベーション・コースト構想の新しい産業の中には取組がされておりますけど、私はロボット産業を大きく育てたい。そして、廃炉のためのロボット産業ができれば、私はそこがスタートだと思っています。
 これから人口減少社会でありまして、働く方々の数と、働くことのできない高齢者の方々、いわゆる逆ピラミッドの社会になってきます。ですから、働く方々の生産性を上げていかないと、その社会は成り立ちません。
 そういう意味で、生産性を上げるためには、何の力で生産性を上げていくかというと、ロボットしかないんです。私は将来、今の我が国を引っ張っていくのが自動車産業だとすれば、将来必ずロボット産業が日本の国を引っ張っていく、そういう産業になり得るものというふうに信じております。
 そのメッカが私たちの浜通りにある、これは本当にすばらしいことであると思います。日本一の稼ぎ頭にこの浜通りの町がなる。そういう夢を持って今取り組んでいるところです。

(以    上)

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