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今村復興大臣記者会見録[平成28年9月13日]

今村復興大臣閣議後記者会見録(平成28年9月13日(火)11:15~11:25 於)復興庁)

1.発言要旨
 おはようございます。私からは1点申し上げさせていただきます。
 本日ですが、この後、宮城県亘理町、山元町を訪問いたします。また、明日14日は宮城県塩竈市、東松島市、女川町、南三陸町、気仙沼市を、15日は岩手県釜石市、大槌町、山田町、宮古市、盛岡市を訪問いたします。細かい日程等は、皆様にお知らせしてあると思います。以上でございます。
2.質疑応答
(問)台風10号の岩手県岩泉町の被災地での務台政務官のおんぶされて渡ったという問題で非難がありましたけど、改めて大臣のほうから、どのように思われて、どのような対応をとったかお願いいたします。
(答)現地でもお話をしましたが、大変遺憾に思っております。今後こういうことないようにしっかり反省していただいて、頑張っていただくよう、強く本人にも申し伝えました。
(問)災害の被災地で、東日本大震災の発生を受けて、国会議員の方々は皆さん被災地に入っていますが、このようなことというのは今までにない事態だと思います。被災地の方々は、今回のことに関して、政府の対応に関して著しくというか信頼関係が崩れたとも受け止められかねない事態だと思いますが、それに対して大臣はどのように対応しますか。
(答)ですから、そういうことがないようにきちんと申し渡しをしましたし、本人も大変反省しておりまして、今後こういうことがないようにということで今進めているところであります。
(問)関連して、現地では務台政務官、常に足元を気にする、つま先立ちをしたりとかして、足元を常に気にするようなことだったらしいんですけれども、そもそもこういった被災地に行くときに長靴も履かないで行くというようなことは、復興大臣政務官として、なる資格があるのかどうか、大臣はどうお考えでしょうか。
(答)これは、本人のとっさの判断の誤りだというふうに思います。それはまず第1ですね。それからもう一つは、準備において防災靴は履いていっているんですよ。ただ、長靴まで必要だったかどうかということ、その辺はやはりスタッフの皆さん方の対応も、ちょっとまずかったんじゃないかなという感じはしています。そういったことがないように、みんなもこれから気をつけようと、しっかり取り組んでいこうということです。
(問)そうしますと、務台政務官が今後職務を続けていくというのは、これは、例えば被災地にとっても支障がないことであるとお考えですか。
(答)ええ。今回のことを、失点をしっかり取り戻すんだというつもりで頑張ってもらいたいなというふうに思っています。
(問)あの日、おんぶされるべきは、孤立した地区の高齢者でしょう。視察しに行った政務官じゃないと思いますよ。実際、今、資質という話が出ましたけど、そのとおりだと思います。被災している方々というのは、人生設計ががたがたになるほど被害を受けているわけですよ。それでも一歩でも踏み出そうと頑張っている人たちに向き合う資質って本当にあるんでしょうかね。まして、大臣は叱責されたということですけれども、もう60にもなった人が、このようなことを叱責されなければ分からんのですか。これからどのようにして失点を取り返すんですか。ずっと、おんぶ政務官と言われますよ。この人がどうやって「被災地に寄り添う」なんて言葉をこれから言えるんですか。如何ですか。
(答)もう御指摘はごもっともでありますね。そういったことを踏まえて、私も強く叱責をしたわけであります。今後のことは、今、御本人も大変申し訳ないということで反省もしておりますから、先程言いましたように、これを逆バネにして頑張ってもらうしかないなと、私はそれを期待しております。
(問)政治家の出処進退は御自身が決めることなんですけれども、大臣は継続して大丈夫だと今お考えということなのでしょうか。
(答)私は、とにかく本人の頑張り、回復に期待をしております。
(問)先程も質問ありましたけれども、今回おんぶされたという話は、務台政務官個人のお話ではあったわけですよね、結局。ところが、それが公になって、それでも継続させるということは、務台政務官個人のお話じゃなくて安倍政権の復興に対する向き合い方の問題だと思いますけれども、それに関して如何ですか。責任は、じゃあ、安倍政権がとられるということですか。
(答)ですから、何回も申しますように、本人もそういうことで重々反省しておりますから、是非そこをよく思いをいたしながら、とにかくこれから頑張ってもらうということで、まずは期待していきたいというふうに思っております。
(問)もう一点お伺いしますが、この点について、国会で質疑でただすというような話もありますけれども、このような問題を議論している時間はなくて、実際、帰還困難区域の議論とか復興政策には議論しなければならないことがたくさんあります。恐らくこのまま国会が開かれれば、この問題は絶対特別委員会で問題になりますけれども、それでも支障がないですか。
(答)それはもう今後のことでありますから、状況を見ながらというようなことはあり得ると思います。今ここでどうだこうだと言うつもりは、私は今のところはできません。
(問)話題ちょっと違うんですけれども、もんじゅの廃炉について、今取りざたされていますけれども、原発立地の福島に貢献していく大臣として、このもんじゅの在り方についてどのように考えていらっしゃるかお聞かせください。
(答)これは、私だけの問題じゃなくていろいろなところで、今後これをどうするかといういろいろな議論がなされておりますから、そういったものをよく見据えながら我々も対応していきたいというふうに思っております。
(問)大臣は、このもんじゅの廃炉についてどのように、賛成であるか、若しくは廃炉はしなくていいとか、その辺りの考えというのはありますでしょうか。
(答)いや、まだそこの判断はついておりません。

(以    上)

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