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髙木復興大臣記者会見録[平成28年4月19日]

髙木復興大臣閣議後記者会見録(平成28年4月19日(火)10:02~10:08 於)復興庁)

1.発言要旨
 おはようございます。よろしくお願いします。私からは1件でございます。
 熊本地震につきましては、引き続き余震が発生し、多くの方々が避難生活を送られるなど、厳しい状況が続いております。改めて、亡くなられた方に心からお悔やみを申し上げ、また、御家族の方にはお見舞いを申し上げたいと思いますし、多くのけが人も出ているわけでございまして、心からお見舞いを申し上げ、一日も早くけがが治られるようお祈りをするところでございます。
 (東日本大震災による)東北の被災3県の自治体におかれましては、自身も大変な状況であるにもかかわらず、5年前の記憶・経験を踏まえて、職員の派遣や物資の提供、あるいは義援金などの支援を実施していただいておりまして、感謝を申し上げるところでございます。
 復興庁といたしましては、政府の被災者生活支援チームの一員として、被災者支援のあり方など、必要に応じて、東日本大震災の経験を踏まえたノウハウの提供などを行ってまいりたいと考えております。私からは以上でございます。
2.質疑応答
(問)東日本大震災の経験やノウハウを活かす、というお話ですけれども、具体的にはどういったことがあるとお考えでしょうか。
(答)現場では、いわゆる災害時におけるノウハウだとか、これから復旧・復興という段階になっていきますけれども、そういうノウハウは今、比較的少ないだろうと思います。私どもはこれまで、東日本大震災でそうした経験がございますので、ノウハウというものを御提供させていただけるのではないかなと思ったりしております。また、既にNPOなどからも、どういった形で御支援できるかという問合せが来ておりますので、例えばNPOと現場、現地とのパイプ役というのでしょうか、つなぎ役、そういったようなことができるかなと思いますが、いずれにしても現在、どういった形で復興庁がしっかりと支援できるか、検討中でございます。
(問)例えば、被災者支援生活チームに復興庁から人材を派遣するとか、そういったことは、されたりしますでしょうか。
(答)今の段階ではまだ、政府部内で検討していると聞いていますので、必要があればもちろんでありますけれども、今のところそういう予定はございません。
(問)21日から、靖国神社の方で例大祭が始まりますが、大臣御自身、参拝の予定はありますか。
(答)私は、参拝はいたしません。
(問)熊本地震の関係で、復興計画を策定する方針を政府が掲げたという報道があるんですけれども、仮に策定していく場合、復興庁としてはどのように関わっていくことになるのでしょうか。
(答)そういう報道があることは承知いたしておりますけれども、今のところはとにかく人命救助、それから、多くの方が避難生活を送っていらっしゃいますから生活支援、それから、応急的なインフラ復旧、こういったことに全力を傾注するときだというふうに思っています。
 しかし、早晩、いずれそう遠くない時期に、復興計画というものも、もちろん必要になってくるだろうと思います。そうしたときには、先ほど申し上げましたけれども、東日本大震災で培った経験、ノウハウというものがありますので、復興庁としてできるだけの支援をして、しっかりと現地に対応して、少しでもこの経験を活かしながら、いい復興計画がつくれるように貢献をしたいという思いはございます。
(問)先ほど大臣の方から、被災3県の自治体から人材の派遣などもされているところもあるというお話ですけれど、分かる範囲で結構ですけれども、どれぐらいの人が行っているかというのを教えてください。
(答)当然、東北の皆さんも引き続き大変な状況にありますから、私どもの方から積極的に、どういうことをやっていただいているかというようなことを調査するというようなことは、する気はいたしませんし、それはかえって邪魔になるだろうというふうに思っています。まず、熊本を中心に今回の被災地近辺から、東北に応援に職員が来ていただいていますから、そういった方はまず帰すというようなこともやっていただいています。さらにあわせて、東北の自治体から被災地に職員を派遣するということもやっています。
 それから、もちろん物資の提供、義援金などの支援もしていただいているわけでありますけれども、具体的に申し上げますと、宮城県では、危機対策課等の職員4人を熊本県現地災害対策本部に派遣をしていただいております。また、福島県では、静岡県と防災面での災害時の連携があるようでありますけれども、静岡県と連携して、両県合計で10名を嘉島町に派遣しているということです。それから、南三陸町では、保健師を4名、事務職員2名を4日間派遣する。石巻市では、八代市、ここは石巻市に応援職員を派遣いただいているところでありますけれども、そこに職員3名とともに、支援物資として飲料水や食料を搬送している。また、仙台市においては、備蓄する食料や生活用品を10トントラックで1台提供し、職員2名を派遣しているということでございます。
 ほかにも、もちろんございますけれど、今ここにございます例だけを申し上げました。ほかにもたくさん職員を派遣、あるいはまた物資、食料等の支援をしていただいております。

(以    上)

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