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根本復興大臣の会見[平成26年6月10日]

根本復興大臣記者会見録(平成26年6月10日(火)09:50~09:55 於)記者会見室)


1.発言要旨
  おはようございます。私の方から1点申し上げます。
  「産業復興の推進に関するタスクフォース」の開催についてであります。
  本日、私を座長とする「産業復興の推進に関するタスクフォース」の第2回目を開催します。4月25日に第1回タスクフォースを開催し、関係省庁の局長などと議論して、産業の復興について、被災地の現状と課題を把握しました。その後、安倍内閣総理大臣から産業復興を強力に進めるようにとのご指示があり、私の判断で、産業復興を進めるための戦略を取りまとめることとし、関係省庁と検討を進めてきました。本日のタスクフォースにおいて、「東日本大震災被災地の産業復興創造戦略」を取りまとめます。昨日の経済財政諮問会議において、私から、「産業復興創造戦略」を策定し、創造的な産業復興により自立的で持続可能性の高い地域経済を再生し、「新しい東北」の創造と経済再生の好循環を実現するとの考え方を述べたところです。本日のタスクフォースにおいては、「産業復興創造戦略」の実現に向けた今後の取組についても議論を行う予定です。  
  私の方からは以上です。

2.質疑応答
(問)今日、タスクフォースを開いて、産業復興創造戦略を創るということですけれども、経済産業省を中心に、現地ではイノベーション・コースト構想の議論も進んでいまして、また、骨太の方針が政府全体で進んでおりますけれども、こういった全体計画とか各省庁との計画との整合性というのは、どのようになっているのでしょうか。
(答)産業復興創造戦略は、創造的な産業復興を「新しい東北」の創造とともに実現するため、関係省庁の有効な施策を総動員し、政府一丸となって強力に推進するための戦略ですから、当然、他省庁との計画・構想との整合性を取ってやっていきます。ですから、イノベーション・コースト構想も福島の復興・再生にとって大きな構想ですから、これもこの復興・創造戦略の中でも進めていきたいと思います。
(問)骨太の方針にも位置づけられていくのでしょうか。
(答)骨太の方針の中に、この産業復興創造戦略はしっかりと位置づけられていきますから、その意味では、政府一丸となって進めるという戦略になっています。
(問)被災県では、集中復興期間を16年度以降も延長してほしい、すべきだという声が上がっていて、近く要請もするというふうに伺っておりますけれども、この期間の延長について、大臣のご所見をお願いいたします。
(答)基本的な考え方を申し上げたいと思いますが、この東日本大震災からの復興は、復興の基本方針が定められている。そして、復興の基本方針においては、復興期間を10年間とした上で、復興需要が高まる当初の5年間を集中復興期間と位置づける。更に、その後の対応については、事業の進捗などを踏まえて、集中期間後の施策のあり方を定めることとしている、というのが基本的な考え方になっております。その意味では、要は、集中復興期間後をどうするのだ、という話だと思いますが、集中復興期間以降の復興事業については、それまでの進捗状況などを踏まえ、財源を含めて、そのあり方について検討する必要があると思っております。

 

(以    上)

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