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根本復興大臣の会見[平成26年4月4日]

根本復興大臣記者会見録(平成26年4月4日(金)09:30~09:36 於)記者会見室)

1.発言要旨
  おはようございます。私の方から3点、お話をさせていただきます。
  まず、第1点。「子ども元気復活交付金」についてであります。
 「子ども元気復活交付金」について説明いたします。本日、第4回目の交付可能額14億円を、申請いただいた8市町村にお伝えしました。今回は子育て定住支援賃貸住宅20戸の整備、遊具の更新に26ヶ所、運動施設整備5ヶ所、プレイリーダーの養成などのソフト事業2ヶ所について、配分を行いました。このうち、福島市で整備される子育て定住支援賃貸住宅につきましては、自主避難された子育て世帯が帰還し定住が促進されるよう、平成27年度春の入居予定に向けて、早期の完成につなげていただければと思います。また、運動施設については、全天候型運動施設などのハード整備に合わせて、生き生きと遊び、運動する力をより一層引き出す「プレイリーダーの養成」などのソフト事業への取組が、一体的に推進されることも期待したいと思います。
次に、産業復興に関する研修会の開催についてであります。
復興まちづくりが進展するにつれ、産業の本格的な復興、特に、商業施設の整備による商業集積と商店街の再生、産業用地確保と企業誘致が重要な課題となりつつあります。このため、産業の本格的復興に向け、4月中に岩手、宮城、福島の3県において、市町村の担当者などを対象とした産業復興に関する研修会、これを初めて開催することにしました。研修会では、商業施設の開発・運営管理の専門家や、商業立地・企業誘致のコンサルタントを講師として招聘し、これらの事業や活動に関する知識、事業を進める上でのノウハウなどを提供します。今後もこのようなきめ細かな支援によって、被災地の産業復興に尽力してまいりたいと思います。
次に、岩手県訪問についてであります。
明日、5日、岩手県宮古市を、また明後日の6日は、宮古市のほか普代村、洋野町を訪問します。
具体的には、三陸鉄道全線が運行再開を記念して宮古市で行われる祝賀会と、式典に出席する予定です。普代村では、水門と太田名部地区の防潮堤を視察し、普代村特産の養殖ワカメの出荷処理を拝見させていただきます。また、洋野町では、ウニ、アワビの種苗育成を行っている岩手県栽培漁業協会種市事業所と、商品開発・畜養・販売・研修などの複合施設として先月オープンした「ひろの水産会館」を拝見させていただきたいと思います。各市町村が復興早期化に向けて抱えている課題や要望事項などについて、しっかり受け止めて、一日も早い被災地の復興に努めていきたいと思います。
私からは以上です。

2.質疑応答
(問)子ども元気復活交付金の件で、福島市に子育て定住支援の住宅を20戸整備するという件なのですが、どのぐらいのニーズがあって、それに対して20戸というのが十分なのかどうなのか、教えていただけますでしょうか。
(答)これは、福島市からの要望ですけれども、福島市において、どの程度の需要があるかということをしっかり把握して、我々、交付可能額を通知しております。
(事務方)福島市の方で自主避難された方々にアンケート調査を実施しまして、ニーズ調査をしております。それを踏まえて、全体として50戸整備をしていく中で、今回、用地の確保ができた20戸を先行的に整備していく、ということにしております。

 

(以    上)

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