11月28日(土)、東日本大震災による津波で甚大な被害を受けた新地駅周辺において、公共施設、商業施設、災害町営住宅等を整備した新地駅周辺市街地整備事業が完了したことから、福島県と新地町との合同で新地町文化交流センターにおいて竣工式が執り行われました。
式典には、主催者の井出福島県副知事、大堀新地町長ほか、来賓として亀岡復興副大臣、太田福島県議会議長をはじめとする関係者が出席し、主催者挨拶、来賓祝辞、事業概要説明、セレモニーとしてテープカット、陸上自衛隊による演奏会などが行われました。
新地町では、復興交付金を活用し、新地駅周辺被災市街地復興土地区画整理事業により宅地造成事業を実施し、津波復興拠点整備事業により新地町防災センターや新地町文化交流センターを整備しました。更に、県では県道相馬亘理線等の整備、二級河川砂子田川の河川改修を実施しており、地震・津波の教訓を踏まえた「多重防御※」のまちづくりが進められ、住宅地と商業地等の再生と安心・安全な市街地形成が図られました。
市街地整備が完了した新地駅周辺については、新地町の中心部であるとともに玄関口であることから、今年3月に全線運転再開したJR常磐線との連携などにより、市街地の活性化、交流の促進等が図られるものと期待されています。
※海岸堤防の整備、防災緑地の整備、道路のかさ上げ、市街地のかさ上げなど複数の手法を組み合わせたハード対策と住民の避難体制の整備等のソフトの施策により、津波による浸水被害等による被害を最小限に抑えるための対策
テープカット
亀岡副大臣による祝辞
陸上自衛隊による演奏会
新地町文化交流センター外観
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