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名取市第2次防御ラインが全線開通しました 【令和2年10月2日(宮城県名取市)】

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた名取市閖上地区から、仙台空港付近までを結ぶ名取市のかさ上げ道路「第2次防御ライン」が全線開通し、10月2日に式典が開催されました。8月に開通済みの北側区間約2,600mと、今回開通した南側区間約4,000mを合わせ、総延長約6,600mが全線開通しました。

 この道路は、多重防御による減災機能の強化を図るために整備された幅員11.5mの道路で、避難道路としての役割はもとより、第1次防御ラインとして海岸沿いに設置された防潮堤を超える巨大津波が襲来した場合にも、多重に防御することによって津波のエネルギーを減衰させます。併せて、内陸部への浸水を遅延させて避難時間を確保し、人命を守ることにも貢献します。また、サイクリングロードにも適しており、「みやぎのサイクリングルート『震災復興・伝承みやぎルート』」の基幹ルートにも位置付けられている本かさ上げ道路は、沿岸部の観光資源を楽しみながら安全で快適な自転車走行を楽しむことができ、サイクルツーリズムの進展も期待されます。

 同様のかさ上げ道路は仙台市の東部沿岸部から名取川にかかる閖上大橋を経由してつながっており、閖上地区から仙台空港方面へのアクセス向上に寄与するとともに、岩沼市、阿武隈川等を介して亘理町、山元町、福島県側へもかさ上げ道路がつながっていきます。今後、市内外からの交流拡大も期待されます。


 
テープカットの様子
【テープカットの様子】
信号もなく快適な第2次防御ライン
【信号もなく快適な第2次防御ライン】
式典で祝辞を述べる山田名取市長
【式典で祝辞を述べる山田名取市長】
走り始めゲート付近の道路風景
【走り始めゲート付近の道路風景】
走り始めでは山田市長も自転車で疾走
【走り始めでは山田市長も自転車で疾走】
超小型CV「COMS」など様々な車両が参加
【超小型CV「COMS」など様々な車両が参加】

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