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「甘藷(サツマイモ)貯蔵施設」稼働(福島県双葉郡楢葉町)〔令和2年9月14日〕

9月14日(月)、楢葉町が前原地区に整備を進めてきた甘藷(サツマイモ)の貯蔵施設及び農業用機械倉庫の落成式が執り行われました。世界最大級の保管容量(1,260トン)を誇るこの施設は、福島再生加速化交付金を活用して整備されました。

落成式は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、関係者のみで開催され、主催者の松本町長のほか、来賓として楢葉町議会、農林水産省東北農政局、復興庁福島復興局、福島県相双農林事務所、町と協定を結んでいる白ハト食品工業株式会社(大阪府)などの関係者が出席し、式典に続いて、稼働をはじめた施設の内覧が行われました。

楢葉町では、原子力災害からの農業再生に向け、収益性が高く、栽培・出荷体系が機械化されており省力化が可能なサツマイモを導入することで、従来町内にはなかった畑作での大規模営農モデルの確立を図ることとしました。

栽培は、平成29年度の1.5haからはじめ、翌30年度には、新規参入した大規模農業法人と地元農家が連携しながら本格的なサツマイモ栽培に取り組み、令和2年度の栽培面積は約42haになります。町の振興作物として栽培をさらに拡大していくために、大規模化に対応したインフラ整備を町が主体となって行うことで「新たな産地づくり」による農業者の帰還環境整備を目指しています。

貯蔵施設には、高温多湿下(庫内の温度を32~35℃、湿度90%以上)で4日間保管することで、収穫時の傷を癒し貯蔵期間を延ばす「キュアリング室」や年間出荷を可能とする大規模な貯蔵庫などを備えています。

サツマイモ栽培は、収益性の高い作物生産へのチャレンジであり、帰還した農家の営農再開に更なる拍車が掛ることが期待されています。

 


テープカット
【テープカット】
貯蔵施設・外観
【貯蔵施設・外観】
貯蔵施設・内部
【貯蔵施設・内部】
キュアリング室
【キュアリング室】
農業用機械倉庫・外観
【農業用機械倉庫・外観】
農業用機械倉庫・内部
【農業用機械倉庫・内部】

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