5月26日(日)、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた名取市の閖上地区で、「閖上地区まちびらき」が盛大に開催されました。閖上地区では昨年4月には閖上小中学校が開校し、12月には463戸の災害公営住宅が全戸完成、本年4月には新たな商業施設「かわまちてらす閖上」がグランドオープン、5月には閖上公民館・閖上体育館が開館と、着実に復興が進んでいます。こうした中、名取市をはじめ、地元協議会など多数の関係者で構成される実行委員会では、①これまで支援をいただいたすべての皆さんへの感謝、②新しいまちや復興した姿を見ていただく、③子供たちが輝くまちびらきを行う、④震災で犠牲になられた方々を鎮魂するとともに未来へ向かうスタートラインとすることを目的に、より多くの方が参加して皆が楽しめるよう準備を進めてきました。
当日は式典に渡辺復興大臣が出席し祝辞を述べました。開会式に続き、メイン会場の閖上公民館前広場でのステージをはじめ、地区内9つの会場で閖上の特産品の販売や飲食の提供、施設見学、スタンプラリーなど、2万人(主催者発表)もの多くの来場者で賑わいました。
会場では、かつての閖上地区の風景をデザインした記念切手も販売され、人気を呼んでいました。漁港では「大漁船パレード」が、また、神輿渡御「お浜降り」が、21年ぶりに復活し、内陸部の熊野那智神社から閖上地区まで多くの担ぎ手により練り歩きました。
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