12月8日(土)、「第5回双葉郡ふるさと創造学サミット~伝えあい、つながって、広がる ふるさとふたばの学び~」が、双葉郡教育復興ビジョン推進協議会の主催で郡山市のビックパレットふくしまで開催され、児童・生徒と教職員など約620名が参加しました。
「ふるさと創造学」とは、双葉郡8町村が取り組む地域を題材にした探求的な学習のことです。当日集まった218名の小中高校生たちが、学校ごとに掲げられたテーマについて総合的な学習の時間などに学び、自ら調べ、考えた成果を発表しました。
このうち、楢葉中学校では全校生徒で模擬会社を設立して地域の元気を発信する商品開発に取り組み、開発した商品の紹介や「ゆずりは祭」(文化祭)、「日本橋ふくしま館MIDETTE」での販売の様子を報告しました。また、葛尾小学校では村の伝統芸能「宝財踊り」をクイズ形式で紹介しながら、伝統を守る地域の方々の話や自分たちで考えた思いを報告し、大野小学校、熊町小学校では4年ぶりに復活した伝統芸能「熊川稚児鹿(しし)舞」の展示や紹介などが行われました。
他にも、ふたば未来学園高校では自分たちが行っている探究活動を生徒が英語で発表し、会場の注目を集めていました。
どの発表も理解しやすいように説明や展示に工夫が凝らされており、参加した児童・生徒たちは観客に質問してコミュニケーションをとったり、発表の合間に他の学校の取り組みを聞きに行くなどして交流を深めていました。
当日は白須賀文部科学大臣政務官兼復興大臣政務官も会場を訪れ、各町村の子どもたちが考えたふるさとの将来に向けての提案やこれまでの取り組みに熱心に耳を傾けていました。
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