10月24日、帰還された住民の生きがい作り・交流を目的とした「ふれあい農園」の、初めての収穫祭が富岡町で行われました。当日は約70人の方が集まり、芋堀りやネギの収穫、バーベキューでの懇親会が実施されました。
平成29年4月一部避難指示解除された富岡町では、帰還した住民の生きがい作りや町民同士の交流のため、平成30年6月から「ふれあい農園」が始まりました。富岡小・中学校の児童・生徒や社会福祉協議会も参加し、農作業を通じた世代間の交流も生まれています。
初年度の今年は、田んぼだった土地を畑として利用するために土の入替えや石の除去を行ったり、土壌を改良したり、また、イノシシ被害にあわないよう柵を設置するなど、様々な苦労がありましたが、大きな芋が掘れた際には参加者から喜びの声が上がっていました。また、収穫された野菜は放射線検査を行い、農産物における放射線の理解を深める機会にもなりました。
会場では農園関係者や子どもたちの笑い声が響き、一年の苦労の成果を実感できる一日となりました。
今後も「ふれあい農園」を通じて、様々な方の交流が生まれ、住民の生きがいづくりに繋がっていくことが期待されます。
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