東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から7年4か月を経た7月28日(土)、国内初のサッカー・ナショナルトレーニングセンターとして平成9年に誕生した「Jヴィレッジ」が復活を果たしました。
震災直後には福島第一原発の収束対応の拠点となっていたJヴィレッジですが、記念式典が行われたこの日は、5千人収容のスタジアムに青々とした天然芝が植えられ、新しく宿泊棟も整備された「新生Jヴィレッジ」の姿を一目見ようと県民ら約1千人が訪れました。
記念式典は日本サッカー協会名誉総裁の高円宮妃久子さまのご臨席のもと、吉野復興大臣はじめ、県、双葉郡、サッカー界の関係者が祝辞を述べ「ふくしま復興のシンボル」となる施設の復活を祝いました。
記念式典終了後には、JヴィレッジSCとU-15県選抜チームによるエキシビションマッチが行われ、震災時の午後2時46分を指して止まっていたスタジアムの掲示板の時計は、キックオフの笛に合せて針が動き出し、新たな時間を刻み始めました。試合結果は1-1の引き分けでしたが、雨天の中、真新しいスタジアムでのびのびとプレーした選手達に観客席から大きな拍手が送られていました。
翌29日(日)はオープニングイベントが同施設で行われ、元日本代表によるサッカー教室やラグビー教室なども開催され、親子連れでにぎわっていました。
Jヴィレッジでは、今年9月から全天候型練習場の利用を開始し、来年4月に全面再開を目指しており、今後、ますます活用の幅が広がる「新生Jヴィレッジ」を中心とした地域振興が期待されます。
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